社内報の新年号は、どこから始めるかで空気が決まる
新年号の社内報は、毎年少しだけ悩みます。
何を最初に載せるかで、その年の空気が決まってしまう気がするからです。
目標や方針、スローガン。
新年号に載せる内容として、どれも正しいものです。
ただ、読む側にとっては「大切なことは分かるけれど、少し距離がある」と感じてしまうこともあります。
そこで今回の新年号では、あえて人の言葉から始める構成を選びました。

社員全員にくじ引きインタビュー
新年号で行ったのは、社員全員に、くじ引きで質問を引いてもらい、その場で答えてもらうインタビュー企画です。仕事の話題は外し、日常・過去・未来について語ってもらいました。
狙いは、盛り上げることではありません。
「このメンバーで、今年も一年やっていくんだ」という感覚を、最初に共有したかったのです。
完成した誌面を見て感じたのは、
役職や成果ではなく、その人の輪郭が立ち上がってきたということでした。
ちょっとした癖や、昔の話、迷いながら出てきた言葉。
それらが並ぶことで、「知っているつもりだった人」が、少し違って見えてきます。
社内報は、情報を伝えるメディアです。
でも同時に、人の見え方を静かに変えていくメディアでもあります。
新年号というタイミングだからこそ、
方針や目標の前に、「人」を並べるという順番を選びました。
社内報は、「何を書くか」以上に、
どこから語り始めるかで、その会社の姿勢がにじみ出るものだと思っています。
今回の新年号は、
人を動かす前に、人を迎える。
そんな意思を、誌面で表現した社内報となりました。
この企画で、もう一つ考えていたことは・・・
今回の新年号については、実際の制作現場で何を考え、どんな判断をしていたのかを、noteにまとめています。
社内報をどこから考え始めればいいか悩んでいる方には、一つの視点として読んでいただける内容です。
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