第83回 気まぐれ!メンズトークが放送されました!

 第83回目のゲストは、「倉敷路地市庭」の運営や、民間初の天文台「倉敷天文台」の維持活動を行うなど、多方面にわたる活躍で倉敷の活性化に取り組んでいる、倉敷路地市庭実行委員会の委員長、原浩之さんをゲストにお迎えし、倉敷に対する熱い思いをお伺いしました。

<前半:倉敷路地市庭について>

 2011年から倉敷路地市庭を美観地区の近くで主催されていましたが、ビニールハウスの建物が老朽化してきたため、一旦閉め更地にし、新たに改修してやり始める計画があるとのことです。再オープンまでの間は倉敷天文台の敷地で開催する予定です。今は知っている人だけが来る感じのこじんまりとした市庭。ですが、リニューアル後は発展させていきたいとのこと。予定では令和5年になりそうとのことでした。リニューアルするときは、路地市庭の建物としてだけではなく、複合的な建物にして毎週使える施設にしようと検討されているとのことです。

<後半:倉敷天文台について>
 倉敷天文台は、大正15年(1926)11月21日に、当時としては、わが国で最大級の口径32cm反射望遠鏡を設置し、全国初の民間天文台として誕生しています。当時の天文台はすべて官立(現在の国立)で、一般の天文愛好家は利用できなかったので、誰でも観望できるようにと無料開放された施設とのことで、公開天文団としても我が国初の天文台になります。

 倉敷天文台を語る上で、外せないのが、本田實先生の存在。本田先生は生涯に新彗星12個・新星11個を発見し、「天体発見王」とも呼ばれた世界的アマチュア天文家。長年「倉敷天文台」の天文台主事を務め、この倉敷の地を拠点に次々と彗星や新星を発見。倉敷、そして岡山県の名を世界に轟かせられました。本田先生の偉業は、現在も世界のコメットハンターや天文愛好家たちの間で語り継がれています。倉敷天文台は本田先生の記念館のような機能もになっています。

 天文台はお金を生み出さないので、奨農土地が援助するような感じで運営。5年後に100周年を迎えるので、それに向けて「くらてん公演21」というイベントを開催中。天文台とゆかりのある方をお招きして、3人でトークショーなどをする予定。これから100周年に向けて50回以上、毎月21日にイベントをやる予定とのことです。21日は倉敷天文台の創立日。告知はインスタとfacebookでされるとのこと。

 また、12月末には、天文台に併設されている、本田先生のお住まいだったところを改修しブックカフェをオープンする予定です。本田先生が所蔵されていた本とか、星の専門家からしたら涎が出そうな本がいっぱいあり、それを壁一面に並べて。それも100周年事業の一部。ブックカフェの収益は天文台の経費に使われます。ブックカフェでは原さんの奥さんのケーキと原さんご自身が作るカレーを出す予定。駐車場は敷地。ブックカフェの店名は『星の渡りの澄み渡り』。2月16日オープン予定とのことです。

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