第92回 気まぐれ!メンズトークが放送されました!
第92回目のゲストは、店舗看板やミニ看板・ウエルカムボードのオーダー制作をはじめ、講座・教室・ワークショップ、小学校に招かれ講師として活躍する傍、地域のイベントでは参加型のパフォーマンスを開催するなど、岡山・倉敷を中心に県外でも活躍するチョークアーティストの髙田寛子(アーティスト名「TURURI」)さんをお招きし、チョークアートに対する熱い思いをお伺いしました。
チョークアートは、1990年ごろオーストラリアの看板職人が描いた看板アートが発祥と言われている比較的新しい芸術です。MDFという木屑を圧縮した板(リサイクルボード)に水性の艶消しのペイントに特殊なザラ付きを持つ黒いインクを塗って使用します。チョークアートと言われますが、実際に使うのは「オイルパステル」というクレヨンに近い感じ画材です。
チョークアートの目的は「販売を促進するアート」としてはじまった経緯があるため、結婚式のウエルカムボードや、カフェのメニューボードなどで見かけることが多いとお思います。今ではインテリアボードとか似顔絵とかに発展してきており、さまざまなタイプのチョークアートがあります。
「TURURI」というアーティスト名で活躍されている髙田さんはチョークアートの教室を開くだけではなく、さまざまな場所でイベントを開催されています。
面白いのが、道路にチョークで「RACUGAKI(落書き)」をするというイベントです。2016年に初めて、岡山駅西口の奉還町商店街で道路の使用許可が降りたことで実現した「RACUGAKI」は、このイベントで使用するチョークを学校から提供してもらうなど、地域の方を巻き込んでのイベントに成長しています。奉還町での開催以降、場所を変え何度か開催されています。
このイベントは、絵が苦手な子が絵を楽しみ、絵による表現力を身につけるを目的にしています。小さくなったチョークを踏みつけ粉々にして色をつけたり、手につけて服を触ったり、それも全てアートになる。制限を設けず何でもアリ……そこから絵という表現手法の楽しさを知ってもらうのが「RACUGAKI」というイベント。
毎月第2日曜に玉島の「備中玉島みなと朝市」では定期的に開催されていますが、他にも、臨海鉄道の栄駅、真備の岡田地区でも開催されています。イベントが終わったら、最後にみんなで消すのが通常だそうです。消えて無くなってしまうというところも、その時その場に居合わせた人(参加した人)だけの思い出に残るような感じが、趣があって良いのではないでしょうか。
時間は、丸一日とか、2時間とかその時に応じてまちまちだそうで、参加費は無料です。来たい時に来て帰りたい時に帰ってください…と自由に参加できます。「ただ…せっかくなので、しっかり楽しんでほしい!」というのが…髙田さんの思いだそうです。
●チョークアート教室
TURURIではチョークアートの教室を開催していらっしゃいます。それぞれ目的により6つのコースがあり、手軽な「プチ体験コース」から、「体験コース」「ホビーコース」「オンリーコース」「キッズコース」。そしてプロのチョークアーティストとして活動するための「プロコース」などが用意されています。
このブログでは髙田さんの素晴らしい作品の一部しか紹介できていません。ご興味のある方は、ぜひ、髙田さんのInstagramをご覧ください。