第90回 気まぐれ!メンズトークが放送されました!

 第90回目のゲストは、斬新でかつ市民目線の政策で総社を改革する敏腕政治家として活躍する一方、趣味のピアノの弾き語りでは素晴らしい腕前で市民を魅了するなど多彩な一面を持つ片岡聡一市長をお迎えし、市政に対する思いをお伺いしました。

 今回のテーマは「凹んでいる人大集合」ということで、ここ最近、市長の周りで起こったエピソードを話していただきました。

○全国市長会 会長選に立候補した片岡市長。相馬市の市長に僅差で敗れ凹んでいた。

 全国の815人の市長が各県でどちらを推すか決めていく形式で争われる市長会の会長選。約3ヶ月間にわたる選挙戦で、各県の結果が順次発表されるため長期間一喜一憂することになります。そのため心理的にかなり負担が大きい。結局、どうなろうとも腹を括るしかなく、逃げ出さず、しかし抱えすぎず、やれることを地道にやっていくだけ。これに尽きる……とおっしゃられていた片岡市長。市長という役職は、私たちには想像がつかないほどの重責だと思います。一般の人以上の胆力を持っている片岡市長が凹んでしまうくらいの全国市長会 会長選、政治の世界で生きるにはどれほどの心の強さが必要なのでしょうか?想像するだけで恐ろしいですね。

○朝のジョギングで市民との関わり

 朝のジョギング中に、よく近所のおばあちゃんから声をかけられる市長。総社市の健康インセンティブ事業『“歩得”健康商品券(歩いて獲得!健康商品券)』に参加されている、お隣のご高齢のご夫婦が歩数計を誤魔化していると市長にこっそりと教えてくれるらしい。気さくな市長のお人柄だからでしょう、ほんわかした市民との交流は、市政と市民がとても近いことを感じさせてくれます。こういった目に見えない部分も総社市の魅力なのでしょう。

○ベトナム人の方との交流

 市内に住むベトナム人の方と、総社市民がもっと交流して欲しいとの思いから、まず市長の私が交流を図ろうと、担当部署の人にベトナム語を教えてもらい、積極的にコミュニケーションを取ろうとチャレンジ。そして、ジョギング中に出会ったベトナム人に「アイラブベトナム」とベトナム語で話しかけたら、全く通じず。逆に「あなたの日本語わからない」と日本語で返されてしまうということが……。今度は「こんにちは=シンチャオ」を教えてもらって話しかけたら、ちゃんと通じてとても嬉しかった!と語る市長の笑顔が、とても印象的でした。

○凹んでいる時に財津和夫のコンサートを観た

 プロのアーティストを目指していた片岡市長は、市のイベントでも度々ピアノの弾き語りを披露されています。そんな市長が青春時代に憧れたバンドの一つが、’70〜’80年代に数々のヒット曲を出した財津和夫が率いるチューリップ。チューリップの倉敷講演を観る機会に恵まれ、生で観た財津和夫から大きな刺激を受けた市長。「財津和夫は75歳とは思えないくらい、カッコよく、そして輝いていた。今、自分は62歳だが、人間は年齢ではないと悟った。今何歳とかではなく、今何ができるか、何を与えてあげることができるか、何をやれているか、これが人間の本当の年齢」と、おっしゃられていました。私自身、これから歳を重ねるにつれ、できることが少なくなった行くかもしれません。しかし、そうではなく、歳を重ねつつどれだけ人に良い影響を与えられるかということにフォーカスすべきだと感じました。

○総社小学校カレーが大いに売れた

 6月15日にNHKで放送された「ロコだけが知っている」に、東京・羽田空港のご当地自販機があり、全国から集められた特産品を12種類16台の自販機で販売しています。その中に総社市の自販機があり小学校のカレーが売られており、全国ネットの番組で紹介されました。
番組の中で、お笑い芸い芸人の「ずん」の飯尾さんがカレーを食レポ。その影響があり、普段は一日4つしか売れないカレーが、放送の翌日には143個も売れたとのこと。ちなみに、設置料は月額1万円。市の広報として考えてみても費用対効果がものすごく高い。これも普段から地元の特徴を生かした特産品開発あって始めて、自販機設置のチャンスに巡り会えたからだと思います。

普段からの地道な活動の賜物ですね。