第124回 気まぐれ!メンズトークが放送されました!
第124回のゲストは、「おうちdeシェフ」として活躍されている岡本美加さんです。日々の夕食と作り置きを中心に、家庭の台所を支える家事代行サービスを提供されている岡本さん。料理への情熱と、お客様一人ひとりに寄り添う丁寧な姿勢で、“岡本ブランド”として多くのご家庭に笑顔を届けておられます。その歩みと想いについて、じっくりお伺いしました。

「ごはんがある安心感」を届ける
岡本美加さんが家事代行サービス「おうちdeシェフ」をスタートされたのは、2022年。コロナ禍で人との関わりが減る中、「自分の得意なことで誰かの役に立ちたい」という想いから選ばれたのが“料理”でした。調理師だった父親の影響もあり、幼い頃から家庭の味に親しんでこられた岡本さんにとって、料理はごく自然な選択だったといいます。
「おうちdeシェフ」では、夕食づくりと作り置きを中心に、依頼家庭を訪問し、2時間で主菜・副菜合わせて8品を調理されます。買い物から依頼されるケースも多く、共働きや子育て世帯など多忙なご家庭にとって、非常に頼れる存在です。これまでにサポートされた家庭は延べ430軒以上にのぼり、多くのご家庭から「冷蔵庫にごはんがある安心感がうれしい」といった声が寄せられています。
ときには、冷蔵庫の中身の写真だけを送られて「これで何か作ってください」といった依頼を受けることもあるそうです。ワイン会のおつまみづくりや、現場でのちょっとした工夫など、日々の仕事には学びと発見が詰まっています。
岡本さんが特に大切にされているのは、“お客様一人ひとりに合わせた味”。家族構成や好みに応じて食材や味付けを調整し、レシピはすべてデジタルで管理されています。最近では、スパークリングワインに合うおつまみの試作にも取り組まれ、ご自身の料理スキルを磨くことにも意欲的です。
サービスは「キッズライン」や「くらしのマーケット」などのプラットフォームを通じて広がり、現在では指名での依頼も増加中。「岡本さんにお願いしたい」と選ばれることが、自信とやりがいにつながっていると語られます。
今後は、発酵食品に関する資格取得やレシピのアーカイブ化にも取り組む予定です。さらに、掃除や家事全般までを視野に入れた“暮らしを支えるチーム”づくりにも挑戦していきたいと考えておられます。
「家庭のことをすべて抱え込まず、少しだけ誰かに頼ることで、暮らしにゆとりが生まれる。その手助けができればうれしいです」と語る岡本さん。料理を通して、日常に温かな時間を届けたい——それが、岡本さんの目指す“岡本ブランド”のかたちだそうです。
「特別なことをするのではなく、“いつもの食卓”に心を込める」。その姿勢が、どれだけ多くの家庭に安心と笑顔を届けているのか、岡本さんのお話を伺い深く感じました。岡本さんのように、暮らしの中で静かに、しかし確かな力で支えてくれる存在がいることは、とても尊いことだと思います。今後のご活躍がますます楽しみです。
次回の放送もどうぞお楽しみに!