第118回 気まぐれ!メンズトークが放送されました!
第118回目のゲストは、シャインマスカットや白桃で有名な赤磐市の市長、友實武則市長をお迎えしました。市民が生活しやすい豊かな街づくりを目指し、数々の政策を実現してきた友實市長に、現在取り組んでいる施策や今後の課題、そして赤磐市への想いを伺いました。
<農業政策について>
友實市長は「農業は国の根幹的な産業」であり、これを蔑ろにしてはいけないと強調し、赤磐市の農業再興に向けた具体的な取り組みとして3つの柱を掲げています。まず一つ目は「農業の効率化」です。圃場の整備を進めることで農業の効率化を図り、今手を打つことで農業を盛り返すことが可能だと語ります。
次に二つ目は「多様な作物の栽培」で、水稲だけでなく野菜など多様な作物を栽培する農家を増やしていく考えです。特に専業農家が安定して生活していくためには、規模拡大が必要であることから、農業法人の推進を進め、所得の向上を目指しています。
そして三つ目は「兼業農家の推進」です。職場が家の近くにあることで、兼業農家として農業に従事できる環境を整え、そのための勤め先を提供してくれる企業を誘致することも重要だと考えています。
これらの施策を通じて、農業の効率化、多様化、そして持続可能な働き方の確立を目指し、赤磐市全体の農業振興を図ろうとしています。
<赤磐市の魅力と未来の展望>
友實市長は、これまで赤磐市が岡山市のベッドタウンとして発展してきたことに触れながら、今後は「赤磐市内で仕事、生活、子育てのすべてを賄える街づくり」を目指すと語ります。赤磐市には個性的な授業を行う中学校があり、子育て環境も他の市町村に比べて充実しています。また、「住宅も余っている今こそ移住してほしい」と移住促進にも意欲的です。
さらに、桃農家への就農支援を積極的に行っており、他業種から転職してきた方もすでに2年前から就農を始めています。こうした取り組みによって、来年には収穫も期待されており、新たな農業の担い手を増やすことで地域経済の活性化にもつなげていきたい考えです。
<コロナワクチン接種と副反応への対応>
新型コロナウイルスのワクチン接種が進められた一方で、ワクチン接種後の副反応や後遺症に悩む市民がいる現状について、友實市長は強い危機感を示しました。国が定める救済措置はあるものの、申請には過去5年分のカルテや複雑な資料が必要で、一般市民が手続きを行うのは極めて困難です。「これでは今、苦しんでいる市民を救うことができない」とし、後遺症に悩む人々を支えるため、草の根活動を通じて国へ声を上げ続けると力強く語りました。
また、赤磐市と医師会は、今後のワクチン接種について「推奨しない方針」を決定しました。その理由として、ワクチンには一定の効果がある一方で、副反応や後遺症が発生するリスクも市民に正確に伝える必要があるとしています。友實市長は「市民には正しい情報を提供し、自らが判断できる環境を整えていきたい」と述べ、国の救済措置よりも迅速な対応ができないか模索しながら取り組みを進めているとのことです。
友實市長の「農業再興」や「移住促進」への具体的な施策、そして市民一人ひとりに寄り添う姿勢に、市長としての強い覚悟を感じました。特に、農業政策における「3つの柱」やワクチン後遺症に対する現実的な取り組みは、赤磐市の未来を真剣に見据えているからこそだと思います。
赤磐市が今後、仕事・生活・子育てのすべてが充実する街として発展していくことを心から期待しています。
次回の放送もどうぞお楽しみに!