経験の振れ幅と感情の振れ幅

当たり前だけれど…私見です。

経験の振れ幅が大きい人(過去に大きな挫折を経験したり、海外生活の経験があったりなど、多様な価値観を認められる人)は、過去の経験値により、人に共感を示すことができるかもしれない。また、過去の経験と比較することでその影響を判断し、出来事や他人に対して大きく感情を乱すことなく(影響されない)、冷静に対処できるなど感情のコントロールが得意かもしれない。

 

経験の振れ幅が少ない人(引きこもったり、内向的で人付き合いが苦手だったり、時には心を患っていたりする人)は、日々の生活の中で変化する自分の感情の細やかな起伏をとらえるがために、感情の変化の振れ幅が大きく、目の前の出来事に一喜一憂することが多い。それゆえ“今”の感情を大切にする傾向がある。つまり繊細であり、それは同じような相手の小さな感情の変化に気づき共感できる(影響される)ということかもしれない。

繊細な感性や作業を伴う職業に就くならば、内向的で自身の感情を内省する習慣がある経験の振れ幅が少ない人が向いているのかもしれない。逆に、大きな変化に対して冷静な判断や大胆な発想により、現状を打破しなければならないような局面では、経験の振れ幅が大きい人が活躍するかもしれない。

どちらが良いというわけではないが、どういうわけか、人生において経験の振れ幅が大きい人(紆余曲折を経験した人物や、昔ヤンチャやってましたという人間が成功した場合)ほど、話が面白く、魅力的だと思われ、人は評価をしたり、共感を感じやすいようだ。

しかし、目立たずともコツコツ努力をする人間や、何年も引きこもり、自信を内省し、人の感情の微妙な変化を機敏に感じる力を持った、ある意味“ドロップアウトに近い、引きこもりやニートなど(話が面白くもなく、気にもとめられない)経験の振れ幅が少ない人間”を評価し、受け入れる風潮は、今の社会にはないように見受けられる。

今、社会では福祉や介護の分野ではノーマライゼーションが叫ばれ、グローバルな観点からは多様性が重視される流れがある。

しかし、私たちが生活している一番身近な集団の中では、経験の振れ幅が少ない内向的な人間は、少なからず軽んじられ、本来の能力に対して正当な評価を得ることができないことが多い。

なんどもいうが、どちらが良いとか悪いとかということではなく、どちらの人間も活躍できる場やきっかけを提供するのがリーダーであり、それを許容する社会でなければならないと思うのだけれど。

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